和書リスト。
和書:日本の書籍。また、日本語で書かれている書物。
(『デジタル大辞泉』小学館より)
以下の本も含めます:
- 日本国外で出版された日本語で書かれたもの
- 洋書の日本語訳
漢文の場合には、原則として日本で開版されたものを。 また、漢文リストの方もご参照ください。
どうぞBookwyrmの世界をお楽しみください!
Lists about books written in different languages: ja | lzh | zh
Created by 山月
秘義の発生 (改訂新版) by Frank Kermode, 山形和美
文学批評の方法を用いてきた聖書学者が多くいるのに反して、文学批評家で聖なるテクストの分析方法を文学テクストの分析や解釈に組み込んだ人は少ないと主張するカーモードによる鋭い批評感覚と批評によって多くの可能性をはらむ一冊。今世紀最大の批評家の名著。
ウィンドウ・ショッピング by 宗洋, 小林朋子, Anne Friedberg, and 1 other
パノラマ、ジオラマ、ショーウィンドウ、パサージュ、デパート、パッケージツアー、映画、ショッピングモール、テレビ&ビデオ、ヴァーチャルリアリティ……「移動性をもった仮想の視線」をめぐる視覚文化史をポストモダンの視座から読み解く。映画研究、メディア研究の必読書にして、文学・映画・建築・美術・哲学の領域を横断する学際的な文化研究。
精神分析と物語 by Peter Brooks, 小原文衛 (言語科学の冒険, #15)
フロイト理論に内在する物語性を切り口にナラトロジーと精神分析の構造的な連関を探り、新たな批評言説の可能性を切り開くピーター・ブルックスの「読解の理論」
映画記号論入門 by 丸山修, Sandy Flitterman-Lewis, エグリントンみか, and 4 others
500以上もの用語を定義しながら、言語学、物語論、精神分析、インターテクスチュアリティといった映画記号論にまつわる基本的セクションを詳述。パース、デリダ、バルト、ジュネット、グレマス、クリステヴァ、ラカンなど、記号論・映画記号論の重要人物の理論への入門書。
文化とは何か by 大橋洋一, Terry Eagleton
現代文化のなかでもっとも重要になった用語「文化culture」。曖昧なまま使われているこの用語を徹底検証。明快かつ鋭い分析で、語源や多義性を、啓蒙期からポストモダンの時代にいたる歴史のなかにたどり、現代の文化論争における諸前提の衝突を整理して解説。